2024年後期のNHK朝ドラ『おむすび』は、平成生まれのギャル・米田結が栄養士を目指す成長ストーリー。
元気な女の子・米田結のギャグ満載のコメディー風のこのドラマ、原作はあるのでしょうか。
また、この『おむすび』は実話なのかというところも深堀してみました。
また、橋本環奈さん演じる米田結のモデルについてもお伝えさせていただきますのでご覧ください。
【朝ドラ】「おむすび」
2024年(令和6年)後期のNHK連続テレビ小説『おむすび』が9月30日からスタートしました。
あらすじ
NHK連続テレビ小説『おむすび』は、橋本環奈さん演じるヒロイン・米田結がギャルとして自分らしくポジティブに平成・令和の時代をたくましく生きていく物語。
「おむすび」というのは、小さい頃につけられた結のあまり気に入ってないあだ名。(タイトルには別の意味もあります)
ヒロイン・結は、あることがきっかけに”人のために役に立つ喜び”を知り、栄養士を目指すというストーリー。
昭和天皇が崩御され、平成に元号が変わった最初の日に生まれた米田結は福岡県糸島市で育ち、
高校卒業後には神戸・大阪と移り住み栄養士を目指します。
あることがきっかけに”人のために役に立つ喜び”を知り、
と考え最初は、身近な愛する家族のため、そして仕事で巡り合った患者や子供など、周りにいる人たちのために。
さらには、全国住む人々の幸せへとその活動範囲を広げていきます。
見どころは、どんな時も「ギャル魂」を持ち続け、平成・令和の荒波を時には悩みながら乗り越えてゆく米田結のたくましい姿です。
ギャグ満載で楽しませてくれる米田結に目が離せません。
また、結の家族についても少し紹介させていただきます。
- 姉・米田 歩(仲里依紗)
- 伝説のギャルでそのパワフルさは結の人生に大きな影響を与えます。
- 父・米田 聖人(北村有起哉)
- 娘のことが心配でしょうがない。の行を営んでいるが理容師の免許も持っている。
- 母・米田 愛子(麻生久美子)
- 元ヤンキー。父の気づかない娘たちの気持ちを見抜き優しく見守る。
- 祖父・米田 永吉(松平健)
- 自由奔放な大ホラ吹き。ホークスファンで農業をする継ぐ前は長距離トラックドライバーだった。
- 祖母・米田 佳子(宮崎美子)
- 地元を愛する超ポジティブ思考。結が困ったときの良きアドバイザー。
米田家のおりなす人間模様も楽しい見どころです。
「おむすび」に原作はない!脚本家・根本ノンジのオリジナル!
朝ドラ『おむすび』には、
脚本家のオリジナルストーリーなんです。
「おむすび」は脚本家・根本ノンジのオリジナル作品!
- 名前:根本ノンジ
- 生年月日:1969年2月2日
- 年齢:55歳(2024年)
- 職業:脚本家
- 出身地:
根本ノンジさんは『正直不動産』『パリピ孔明』『相棒シリーズ』などを手掛けた人物。
では、『おむすび』という話のテーマについて見てみます。
食をテーマに!
第1話で米田結が語った、
「美味しいもん食べたら、悲しいことちょっとは忘れられるけん」
このセリフは根本さんが常に思っていることなんだそうです。
「悲しいことを完全に忘れられるわけではないけれど、美味しいものを食べたら、その一瞬だけでも忘れられる。この台詞が、作品の大きなテーマにもなっています」(根本ノンジ)
引用:まいどなニュース
『食』というのが根本さんがずっとこだわってきたテーマで、根本さんの作品には必ず食べるシーンが盛り込まれているそう。
『おむすび』でも、橋本環奈さん演じる結が食べ物を美味しく食べるシーンが盛りだくさんです。
そんなところも、このドラマの見どころになります。
なぜ「栄養士」?
『おむすび』は米田結が栄養士を目指し活躍する作品です。
なぜ栄養士がテーマになっているのか、不思議なちょっとした疑問に思った方もおられるのではないでしょうか。
これまでの2013年の朝ドラ『ごちそうさん』など『食』をテーマにした作品がすでにあります。
『食』というテーマにこだわる根本さんは、今までにない作品を作りたくて悩み、
という事なんです。
「栄養士」が浮かんだ背景!
「栄養士」というテーマ、おもしろいですがそう簡単には浮かんでこないと思うのですが、これにはちゃんと理由がありました。
根本ノンジさんの父親が9年前に食道がんの手術で胃を切除され、そして亡くなるまでの間、管理栄養士の方がとても献身的な世話をしてくれたそうです。
その時、
と、常に心の隅に置いていたそうです。
人の人生の始まりから終わりまで携わる「栄養士」という切り口、本当にいいアイデアですし描きたかった話ができるのも嬉しいことでしょうね。
「おむすび」は実話⁉米田結のモデルとは!
『おむすび』に原作はないというお話をさせていただき、このドラマがフィクションであることをお伝えさせていただきました。
なので、
ということは実話ではないという事になりますが、そうではなく、『おむすび』は、
平成・令和に実際に起こった出来事や文化もふんだんに盛り込まれています。
阪神淡路大震災
『おむすび』のテーマには、平成7年1月17日に発生した阪神淡路大震災も大きく関わっています。
主人公・米田結が7歳(小学1年生)で、この頃は、神戸に住んでおりこの地震で被災して避難所生活も経験しています。
小学校での避難所暮らしでは、再現するために神戸で実際に被災した方々の協力、被災経験のある俳優も出演されています。
このメインビジュアルは、避難所のシーンで撮影された小学校で撮られています。
米田結を演じている橋本環奈さんは、
「実際に(震災を)経験した方々が、見ていてフラッシュバックしないようにしたいと思いつつも、でも嘘を描きたくないっていう気持ちもあったりするので、そことの葛藤であったりとか、本当に丁寧にやらなければなっていう風に思って演じていました」
引用:日刊スポーツ
と心境を語っています。
来年2025年はちょうど震災から30年という節目の年になります。
『おむすび』というドラマが、平成の大災害である阪神淡路大震災の被災者に元気を届けてくれることでしょう。
私も被災者であり、当時の心境を思い出しつつ、楽しみたいと思っています。
ギャル文化!
『おむすび』のテーマのひとつギャル文化。
この作品に登場するギャルにはそういった想いが込められているという事です。
そして、結の姉・歩は90年代に歌手・安室奈美恵さんに憧れたコギャル世代で、その時代のギャル文化を表現するために、ルミリンゴことRumi(板橋瑠美)さんが監修されています。
ギャル監修・Rumi(板橋瑠美)
『おむすび』のギャル監修・パラパラ指導としてRumi(板橋瑠美)が参加されています。
Rumiさんは、1987年生まれで現在37歳になるモデルさんです。
2004年にギャル系雑誌『egg』にスカウトされ、モデルの道に進みます。
当時は、渋谷センター街を拠点にしたサークルで代表を務め、ギャルの中でRumiさんを知らない人はいないといわれたほどのカリスマ性を持っていました。
avex専属のパラパラダンサーとして数々のDVDにも出演されています。
朝ドラ『おむすび』でのギャル文化は、当時のギャルの姿だけではなく、ギャルの心境などもしっかり実話と変わらない再現をされているんですね。
平成の文化!
『おむすび』では、
という思いが強い作品にしたいと制作統括の宇佐川隆史さんは語っています。
震災で被災された方々の受けた困難や味わった気持などを、どれだけ未来に伝えることができるか。
またギャル文化を含め、平成生きてきた証を残せるよう忠実に再現しながら作られています。
「これが平成だったんだ」と感じるような素晴らしい作品になると感じずにはいられませんね。
第1話では、結は姉・歩の事は隠しておくつもりだったのに、担任の先生があっさりと個人情報をバラシてしまうシーンがありました。
これも、令和の今の時代では考えられませんね。
そういった細かなところも、しっかりと平成を表現されているので、その年代の方にとっては見ていて本当に楽しめ、懐かしく感じるのではないでしょうか。
これから半年間、目が離せませんね。
【朝ドラ】おむすびは実話?原作や米田結のモデルについて調査!まとめ!
今回は【朝ドラ】おむすびは実話⁉原作や米田結のモデルについて調査!と題してお送りさせていただきました。
朝ドラ『おむすび』は、原作やモデルになった人物がいないというNHKの朝ドラとしては珍しい作品です。
ヒロイン・米田結を演じる橋本環奈さんのキャスティングもオーデションではなくオファーされたということ。
米田結という人物と橋本環奈さんがピッタリ重なったという事なので、この先の演技も楽しみでしかたがありませんね。
コメント